村澤明伸&大村一選手「駅伝トークショー」④
今回は、もう一人の塩尻が誇るスーパースター「大村一」選手のお話です。
箱根駅伝ファンであれば、ご存じの方も多いと思いますが、法政大の現役時代は箱根の出場3回、取り立てて素晴らしい記録を残したわけではありませんが、まさに「記録より記憶に残る」という言葉がピッタリの選手です。
大村君が先生をしている陸上教室に、村澤君が以前に通っていたり、 長野県縦断駅伝で二人は同じチームで走ったりと、この二人にはしっかりとした信頼関係があるのです。
僕が初めて大村君の走りを見たのは、忘れもしない1999年、第75回大会の箱根でした。
当時、大村君は2年生にして重要区間の9区を任されていました。しかし、あと僅かで10区へタスキを繋ぐ中継所というところで、無念の繰り上げスタート!
この時の、大村君の表情は今でも忘れられません。
そして、それから2年後、2001年、第77回大会のことです。
彼は4年生、キャプテンとして任された区間は、山登りの5区でしたが、
予想外の展開で、4区終了時点で法大はまさかのトップ!!
彼は1位でタスキをもらい受け、そのままゴールすれば往路優勝という重圧を背負い、スタートします。
条件的には「箱根おろし」の強烈な向かい風が吹き荒れる、最悪のコンディション。
しかも、後をすぐ追ってくるのは、順大の奥田真一郎と中大の藤原正和という学生界トップクラスのランナー!
ここで、この3人は抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り広げます。
結果的に大村君は3位に終わりますが、彼の最後まで気力を振り絞り、走る姿は大きな感動をよびました。
今でもこの二つのシーンは、箱根の名場面として語り継がれています。
こんなに素晴らしい選手を高校の後輩に持ち、僕は誇りに思っています。
また、今回のトークショーも大村君がいなければ実現しませんでした。
本当に感謝しています。
現在、大村君は塩尻市役所に勤務しながら「日本一早い公務員」を目指して、現役選手として活躍中です。
そして指導者としても、また村澤君のような素晴らしいランナーを育ててほしいと願っています!
http://www.youtube.com/watch?v=WwNMgq2HIyg&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=SOGLSBlS_t0
- 2011.09.10
- ムラカミ自動車
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